新美南吉 『かぶと虫』 そこで小さい太郎は、西の山の上にひとつきり、ぽかんとある、ふちの赤い雲を、まぶしいものを見るように、まゆをすこししかめながら、長いあいだ見ているだけでした。 かぶと虫がいつか指からすりぬけて、にげてしまったのにも気づかないで――。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア