新美南吉 『坂道』 併し考へて見ればそんなものがある筈はなかつた。 妹が見えなくなつてしまふと窓硝子をおろして、腰を落着けバツトを取り出して吸ひつけた。 それから、くる/\と卷いてポケツトにさし込んで來た週刊雜誌をひろげて、この春に來る外國映畫のスチルを眺めはじめた。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア