妹が見えなくなつてしまふと窓硝子をおろして、腰を落着けバツトを取り出して吸ひつけた。
それから、くる/\と卷いてポケツトにさし込んで來た週刊雜誌をひろげて、この春に來る外國映畫のスチルを眺めはじめた。
すると、發車間際に慌てゝのつたらしい、鞄を持つた、營利會社の外交風の男が二人、金太郎のうしろの、も一つうしろのボツクスに腰を卸して何か話し出した。
妹が見えなくなつてしまふと窓硝子をおろして、腰を落着けバツトを取り出して吸ひつけた。
それから、くる/\と卷いてポケツトにさし込んで來た週刊雜誌をひろげて、この春に來る外國映畫のスチルを眺めはじめた。
すると、發車間際に慌てゝのつたらしい、鞄を持つた、營利會社の外交風の男が二人、金太郎のうしろの、も一つうしろのボツクスに腰を卸して何か話し出した。