「かしら、喜んで下せえ、こんどこそは、おれたち四人、しっかり盗人根性になって探って参りました。
釜右ヱ門は金の茶釜のある家を五軒見とどけますし、海老之丞は、五つの土蔵の錠をよくしらべて、曲がった釘一本であけられることをたしかめますし、大工のあッしは、この鋸で難なく切れる家尻を五つ見て来ましたし、角兵ヱは角兵ヱでまた、足駄ばきで跳び越えられる塀を五つ見て来ました。
かしら、おれたちはほめて頂きとうございます。
「かしら、喜んで下せえ、こんどこそは、おれたち四人、しっかり盗人根性になって探って参りました。
釜右ヱ門は金の茶釜のある家を五軒見とどけますし、海老之丞は、五つの土蔵の錠をよくしらべて、曲がった釘一本であけられることをたしかめますし、大工のあッしは、この鋸で難なく切れる家尻を五つ見て来ましたし、角兵ヱは角兵ヱでまた、足駄ばきで跳び越えられる塀を五つ見て来ました。
かしら、おれたちはほめて頂きとうございます。