二人は百姓仕事をし、暇なときには海蔵さんが、人力車を曳きに出ていたのであります。
夕飯のときに二人は、その日にあったことを話しあうのが、たのしみでありました。
年とったお母さんは隣の鶏が今日はじめて卵をうんだが、それはおかしいくらい小さかったこと、背戸の柊の木に蜂が巣をかけるつもりか、昨日も今日も様子を見に来たが、あんなところに蜂の巣をかけられては、味噌部屋へ味噌をとりにゆくときにあぶなくてしようがないということを話しました。
二人は百姓仕事をし、暇なときには海蔵さんが、人力車を曳きに出ていたのであります。
夕飯のときに二人は、その日にあったことを話しあうのが、たのしみでありました。
年とったお母さんは隣の鶏が今日はじめて卵をうんだが、それはおかしいくらい小さかったこと、背戸の柊の木に蜂が巣をかけるつもりか、昨日も今日も様子を見に来たが、あんなところに蜂の巣をかけられては、味噌部屋へ味噌をとりにゆくときにあぶなくてしようがないということを話しました。