海蔵さんは、こんな死にかかった人と争ってもしかたがないと思って、しゃっくりにきくおまじないは、茶わんに箸を一本のせておいて、ひといきに水をのんでしまうことだと教えてやりました。
門を出ようとすると、老人の息子さんが、海蔵さんのあとを追ってきて、
「うちの親父は、がんこでしようがないのですよ。
海蔵さんは、こんな死にかかった人と争ってもしかたがないと思って、しゃっくりにきくおまじないは、茶わんに箸を一本のせておいて、ひといきに水をのんでしまうことだと教えてやりました。
門を出ようとすると、老人の息子さんが、海蔵さんのあとを追ってきて、
「うちの親父は、がんこでしようがないのですよ。