そして、ともかく太郎左衛門のまねをして、口の中に入れてみた。
舌の先でしばらくまわしていると、にがいまずいしるがとけて出たので、なんだ、こんなもん、かぜのとき飲まされるトンプクの玉みたいじゃないかと思って、はき出そうとした。
するととたんに、そのにがかったものが、すずしいあまさに変わって、じつに口の中が爽快になったので、久助君はひとりで、クックッとわらいだしてしまった。
そして、ともかく太郎左衛門のまねをして、口の中に入れてみた。
舌の先でしばらくまわしていると、にがいまずいしるがとけて出たので、なんだ、こんなもん、かぜのとき飲まされるトンプクの玉みたいじゃないかと思って、はき出そうとした。
するととたんに、そのにがかったものが、すずしいあまさに変わって、じつに口の中が爽快になったので、久助君はひとりで、クックッとわらいだしてしまった。