そのうちにみんなはもう、「太郎君」とも、「太郎左衛門」ともいわなくなってしまった。
というのは、太郎左衛門は、つきあってもいっこうおもしろくない、つまらないやつだということが、みんなにわかってしまったからである。
はじめから今にいたるまで、「太郎君」というれいぎ正しいよびかたをつづけている人が、ただひとりあった。
そのうちにみんなはもう、「太郎君」とも、「太郎左衛門」ともいわなくなってしまった。
というのは、太郎左衛門は、つきあってもいっこうおもしろくない、つまらないやつだということが、みんなにわかってしまったからである。
はじめから今にいたるまで、「太郎君」というれいぎ正しいよびかたをつづけている人が、ただひとりあった。