立原道造 『夏秋表』 そのなかに、春蝉は彼のかなしい感傷の小曲をうたいあげたのである。 夏のあいだ、私は忘れるとなしに彼のことを忘れていた。 幾たびも物がなしい夕ぐれに出会い、そのようなおりに私は彼のことを思い出さねばならなかった筈である。 立原道造の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア