立原道造 『夜に就て』 夜を奪つたのは、果して誰だつたらうかと考へてゐた。 眠りのなかでもおなじ姿勢で考へつづけた。 そのほほゑみに似た顏の形は、刻みこまれてしまつたかのやうに、ずつと頬のそのすぢのひとつをも變へなかつた。 立原道造の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア