宮沢賢治 『銀河鐵道の夜』 川の向う岸が俄に赤くなりました。 楊の木や何かもまつ黒にすかし出され、見えない天の川の波もときどきちらちら針のやうに赤く光りました。 まつたく向う岸の野原に大きなまつ赤な火が燃され、その黒いけむりは高く桔梗いろのつめたさうな天をも焦がしさうでした。 宮沢賢治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア