汽車の中はもう半分以上も空いてしまひ、俄かにがらんとしてさびしくなり、風がいつぱいに吹き込みました。
そして見てゐるとみんなはつつましく列を組んで、あの十字架の前の天の川のなぎさにひざまづいてゐました。
そしてその見えない天の川の水をわたつて、ひとりの神々しい白いきものの人が手をのばしてこつちへ來るのを二人は見ました。
汽車の中はもう半分以上も空いてしまひ、俄かにがらんとしてさびしくなり、風がいつぱいに吹き込みました。
そして見てゐるとみんなはつつましく列を組んで、あの十字架の前の天の川のなぎさにひざまづいてゐました。
そしてその見えない天の川の水をわたつて、ひとりの神々しい白いきものの人が手をのばしてこつちへ來るのを二人は見ました。