「兄な、兄なの木ペンはきのう小屋でなくしてしまったけなあ。
よこせったら。
と言いながら一生けん命とり返そうとしましたが、どうしてももう佐太郎は机にくっついた大きな蟹の化石みたいになっているので、とうとうかよは立ったまま口を大きくまげて泣きだしそうになりました。
「兄な、兄なの木ペンはきのう小屋でなくしてしまったけなあ。
よこせったら。
と言いながら一生けん命とり返そうとしましたが、どうしてももう佐太郎は机にくっついた大きな蟹の化石みたいになっているので、とうとうかよは立ったまま口を大きくまげて泣きだしそうになりました。