うれしまぎれに泣くものや、両手をあげて走るもの、じぶんで門をあけようとして、番兵たちに叱られるもの、もちろん王のお宮へは使が急いで走つて行き、城門の扉はぴしやんと開いた。
おもての方の兵隊たちも、もううれしくて、馬にすがつて泣いてゐる。
顔から肩から灰いろの、北守将軍ソンバーユーは、わざとくしやくしや顔をしかめ、しづかに馬のたづなをとつて、まつすぐを向いて先登に立ち、それからラッパや太鼓の類、三角ばたのついた槍、まつ青に錆びた銅のほこ、それから白い矢をしよつた、兵隊たちが入つてくる。
うれしまぎれに泣くものや、両手をあげて走るもの、じぶんで門をあけようとして、番兵たちに叱られるもの、もちろん王のお宮へは使が急いで走つて行き、城門の扉はぴしやんと開いた。
おもての方の兵隊たちも、もううれしくて、馬にすがつて泣いてゐる。
顔から肩から灰いろの、北守将軍ソンバーユーは、わざとくしやくしや顔をしかめ、しづかに馬のたづなをとつて、まつすぐを向いて先登に立ち、それからラッパや太鼓の類、三角ばたのついた槍、まつ青に錆びた銅のほこ、それから白い矢をしよつた、兵隊たちが入つてくる。