それから「フーシユ」とまた呼んだ。
弟子はおじぎを一つして、となりの室へ入つて行つて、しばらくごとごとしてゐたが、まもなく赤い小さな餅を、皿にのつけて帰つて来た。
先生はそれをつまみあげ、しばらく指ではさんだり、匂をかいだりしてゐたが、何か決心したらしく、馬にぱくりと喰べさせた。
それから「フーシユ」とまた呼んだ。
弟子はおじぎを一つして、となりの室へ入つて行つて、しばらくごとごとしてゐたが、まもなく赤い小さな餅を、皿にのつけて帰つて来た。
先生はそれをつまみあげ、しばらく指ではさんだり、匂をかいだりしてゐたが、何か決心したらしく、馬にぱくりと喰べさせた。