木の上でしきりに頸をまげている雪狼の影法師は、大きく長く丘の雪に落ち、枝はとうとう青い皮と、黄いろの心とをちぎられて、いまのぼってきたばかりの雪童子の足もとに落ちました。
「ありがとう。
雪童子はそれをひろいながら、白と藍いろの野はらにたっている、美しい町をはるかにながめました。
木の上でしきりに頸をまげている雪狼の影法師は、大きく長く丘の雪に落ち、枝はとうとう青い皮と、黄いろの心とをちぎられて、いまのぼってきたばかりの雪童子の足もとに落ちました。
「ありがとう。
雪童子はそれをひろいながら、白と藍いろの野はらにたっている、美しい町をはるかにながめました。