東の遠くの海の方では、空の仕掛けを外したような、ちいさなカタッという音が聞え、いつかまっしろな鏡に変ってしまったお日さまの面を、なにかちいさなものがどんどんよこ切って行くようです。
雪童子は革むちをわきの下にはさみ、堅く腕を組み、唇を結んで、その風の吹いて来る方をじっと見ていました。
狼どもも、まっすぐに首をのばして、しきりにそっちを望みました。
東の遠くの海の方では、空の仕掛けを外したような、ちいさなカタッという音が聞え、いつかまっしろな鏡に変ってしまったお日さまの面を、なにかちいさなものがどんどんよこ切って行くようです。
雪童子は革むちをわきの下にはさみ、堅く腕を組み、唇を結んで、その風の吹いて来る方をじっと見ていました。
狼どもも、まっすぐに首をのばして、しきりにそっちを望みました。