西の方の野原から連れて来られた三人の雪童子も、みんな顔いろに血の気もなく、きちっと唇を噛んで、お互挨拶さえも交わさずに、もうつづけざませわしく革むちを鳴らし行ったり来たりしました。
もうどこが丘だか雪けむりだか空だかさえもわからなかったのです。
聞えるものは雪婆んごのあちこち行ったり来たりして叫ぶ声、お互の革鞭の音、それからいまは雪の中をかけあるく九疋の雪狼どもの息の音ばかり、そのなかから雪童子はふと、風にけされて泣いているさっきの子供の声をききました。
西の方の野原から連れて来られた三人の雪童子も、みんな顔いろに血の気もなく、きちっと唇を噛んで、お互挨拶さえも交わさずに、もうつづけざませわしく革むちを鳴らし行ったり来たりしました。
もうどこが丘だか雪けむりだか空だかさえもわからなかったのです。
聞えるものは雪婆んごのあちこち行ったり来たりして叫ぶ声、お互の革鞭の音、それからいまは雪の中をかけあるく九疋の雪狼どもの息の音ばかり、そのなかから雪童子はふと、風にけされて泣いているさっきの子供の声をききました。