まったく熊どもは小十郎の犬さえすきなようだった。
けれどもいくら熊どもだってすっかり小十郎とぶっつかって犬がまるで火のついたまりのようになって飛びつき小十郎が眼をまるで変に光らして鉄砲をこっちへ構えることはあんまりすきではなかった。
そのときは大ていの熊は迷惑そうに手をふってそんなことをされるのを断わった。
まったく熊どもは小十郎の犬さえすきなようだった。
けれどもいくら熊どもだってすっかり小十郎とぶっつかって犬がまるで火のついたまりのようになって飛びつき小十郎が眼をまるで変に光らして鉄砲をこっちへ構えることはあんまりすきではなかった。
そのときは大ていの熊は迷惑そうに手をふってそんなことをされるのを断わった。