宮沢賢治 『なめとこ山の熊』 風があっちへ行くな行くなと思いながらそろそろと小十郎は後退りした。 くろもじの木の匂が月のあかりといっしょにすうっとさした。 ところがこの豪儀な小十郎がまちへ熊の皮と胆を売りに行くときのみじめさといったら全く気の毒だった。 宮沢賢治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア