五疋はこちらで、ことりことりとあたまを振つてそれを見てゐました。
進んで行つた一疋は、たびたびもうこわくて、たまらないといふやうに、四本の脚を集めてせなかを円くしたりそつとまたのばしたりして、そろりそろりと進みました。
そしてたうたう手拭のひと足こつちまで行つて、あらんかぎり首を延ばしてふんふん嚊いでゐましたが、俄かにはねあがつて遁げてきました。
五疋はこちらで、ことりことりとあたまを振つてそれを見てゐました。
進んで行つた一疋は、たびたびもうこわくて、たまらないといふやうに、四本の脚を集めてせなかを円くしたりそつとまたのばしたりして、そろりそろりと進みました。
そしてたうたう手拭のひと足こつちまで行つて、あらんかぎり首を延ばしてふんふん嚊いでゐましたが、俄かにはねあがつて遁げてきました。