稀薄な空気がみんみん鳴っていましたがそれは多分は白磁器の雲の向うをさびしく渡った日輪がもう高原の西を劃る黒い尖々の山稜の向うに落ちて薄明が来たためにそんなに軋んでいたのだろうとおもいます。
私は魚のようにあえぎながら何べんもあたりを見まわしました。
ただ一かけの鳥も居ず、どこにもやさしい獣のかすかなけはいさえなかったのです。
稀薄な空気がみんみん鳴っていましたがそれは多分は白磁器の雲の向うをさびしく渡った日輪がもう高原の西を劃る黒い尖々の山稜の向うに落ちて薄明が来たためにそんなに軋んでいたのだろうとおもいます。
私は魚のようにあえぎながら何べんもあたりを見まわしました。
ただ一かけの鳥も居ず、どこにもやさしい獣のかすかなけはいさえなかったのです。