二疋はもうそっと遁げ出し、穂吉はいよいよ堅くなって、兄弟三人分一人で聴こうという風でした。
その次の日の六月二十五日の晩でした。
丁度ゆうべと同じ時刻でしたのに、説教はまだ始まらず、あの説教の坊さんは、眼を瞑ってだまって説教の木の高い枝にとまり、まわりにゆうべと同じにとまった沢山の梟どもはなぜか大へんみな興奮している模様でした。
二疋はもうそっと遁げ出し、穂吉はいよいよ堅くなって、兄弟三人分一人で聴こうという風でした。
その次の日の六月二十五日の晩でした。
丁度ゆうべと同じ時刻でしたのに、説教はまだ始まらず、あの説教の坊さんは、眼を瞑ってだまって説教の木の高い枝にとまり、まわりにゆうべと同じにとまった沢山の梟どもはなぜか大へんみな興奮している模様でした。