はて、王子さま」
と、年よりのけらいが、室の中であっちを向いたりこっちを向いたりして叫んでいるようすでした。
王子は霧の中で、はあはあ笑って立ちどまり、ちょっとそっちを向きましたが、またすぐ向き直って音をたてないように剣のさやをにぎりながら、どんどんどんどん大臣の家の方へかけました。
はて、王子さま」
と、年よりのけらいが、室の中であっちを向いたりこっちを向いたりして叫んでいるようすでした。
王子は霧の中で、はあはあ笑って立ちどまり、ちょっとそっちを向きましたが、またすぐ向き直って音をたてないように剣のさやをにぎりながら、どんどんどんどん大臣の家の方へかけました。