王子は霧の中で、はあはあ笑って立ちどまり、ちょっとそっちを向きましたが、またすぐ向き直って音をたてないように剣のさやをにぎりながら、どんどんどんどん大臣の家の方へかけました。
芝生の草はみな朝の霧をいっぱいに吸って、青く、つめたく見えました。
大臣の家のくるみの木が、霧の中から不意に黒く大きくあらわれました。
王子は霧の中で、はあはあ笑って立ちどまり、ちょっとそっちを向きましたが、またすぐ向き直って音をたてないように剣のさやをにぎりながら、どんどんどんどん大臣の家の方へかけました。
芝生の草はみな朝の霧をいっぱいに吸って、青く、つめたく見えました。
大臣の家のくるみの木が、霧の中から不意に黒く大きくあらわれました。