どうしてネネムの胸につけ切れるもんではありませんでしたから、ネネムの大礼服の上着は、胸の処から長さ十米ばかりの切れがずうと続いて、それに勲章をぞろっとつけて、その帯のようなものを、三十人の部下の人たちがぞろぞろ持って行くのでした。
さてネネムは、この様な大へんな名誉を得て、そのほかに、みなさんももうご存知でしょうが、フゥフィーボー博士のほかに、誰も決して喰べてならない藁のオムレツまで、ネネムは喰べることを許されていました。
それですから、誰が考えてもこんな幸福なことがない筈だったのですが、実はネネムは一向面白くありませんでした。