恭一の前に来ると、わざと肩をそびやかしたり、横めでわらったりして過ぎるのでした。
ところが愕ろいたことは、六本うで木のまた向うに、三本うで木のまっ赤なエボレットをつけた兵隊があるいていることです。
その軍歌はどうも、ふしも歌もこっちの方とちがうようでしたが、こっちの声があまり高いために、何をうたっているのか聞きとることができませんでした。
恭一の前に来ると、わざと肩をそびやかしたり、横めでわらったりして過ぎるのでした。
ところが愕ろいたことは、六本うで木のまた向うに、三本うで木のまっ赤なエボレットをつけた兵隊があるいていることです。
その軍歌はどうも、ふしも歌もこっちの方とちがうようでしたが、こっちの声があまり高いために、何をうたっているのか聞きとることができませんでした。