宮沢賢治 『十六日』 そしてじぶんはまだろくに食べもしなかった膳を片付けはじめた。 嘉吉はマッチをすってたばこを二つ三つのんだ。 それから横からじっとおみちを見るとまだ泣きたいのを無理にこらえて口をびくびくしながらぼんやり眼を赤くしているのが酔った狸のようにでも見えた。 宮沢賢治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア