楢夫もそのあしあとを一生けん命ついて行きました。
一郎はたびたびうしろをふりかへってはゐましたがそれでも楢夫はおくれがちでした。
風がひゅうと鳴って雪がぱっとつめたいけむりをあげますと、一郎は少し立ちどまるやうにし楢夫は小刻みに走って兄に追ひすがりました。
楢夫もそのあしあとを一生けん命ついて行きました。
一郎はたびたびうしろをふりかへってはゐましたがそれでも楢夫はおくれがちでした。
風がひゅうと鳴って雪がぱっとつめたいけむりをあげますと、一郎は少し立ちどまるやうにし楢夫は小刻みに走って兄に追ひすがりました。