ブン蛙とベン蛙がくるりと外の方を向いて逃げようとしましたが、カン蛙がピタリと両方共とりついてしまいましたので二疋のふんばった足がぷるぷるっとけいれんし、そのつぎにはとうとう「ポトン、バチャン。
三疋とも、杭穴の底の泥水の中に陥ちてしまいました。
上を見ると、まるで小さな円い空が見えるだけ、かがやく雲の峯は一寸のぞいて居りますが、蛙たちはもういくらもがいてもとりつくものもありませんでした。
ブン蛙とベン蛙がくるりと外の方を向いて逃げようとしましたが、カン蛙がピタリと両方共とりついてしまいましたので二疋のふんばった足がぷるぷるっとけいれんし、そのつぎにはとうとう「ポトン、バチャン。
三疋とも、杭穴の底の泥水の中に陥ちてしまいました。
上を見ると、まるで小さな円い空が見えるだけ、かがやく雲の峯は一寸のぞいて居りますが、蛙たちはもういくらもがいてもとりつくものもありませんでした。