嘉ッコはもう走って垣の出口の柳の木を見ていました。
それはツンツン、ツンツンと鳴いて、枝中はねあるく小さなみそさざいで一杯でした。
実に柳は、今はその細長い葉をすっかり落して、冷たい風にほんのすこしゆれ、そのてっぺんの青ぞらには、町のお祭りの晩の電気菓子のような白い雲が、静に翔けているのでした。
嘉ッコはもう走って垣の出口の柳の木を見ていました。
それはツンツン、ツンツンと鳴いて、枝中はねあるく小さなみそさざいで一杯でした。
実に柳は、今はその細長い葉をすっかり落して、冷たい風にほんのすこしゆれ、そのてっぺんの青ぞらには、町のお祭りの晩の電気菓子のような白い雲が、静に翔けているのでした。