夏目漱石 『草枕』 存分食えばあとが不愉快だ。 余の考がここまで漂流して来た時に、余の右足は突然坐りのわるい角石の端を踏み損くなった。 平衡を保つために、すわやと前に飛び出した左足が、仕損じの埋め合せをすると共に、余の腰は具合よく方三尺ほどな岩の上に卸りた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア