夏目漱石 『草枕』 「また誰ぞ来ました」と婆さんが半ば独り言のように云う。 ただ一条の春の路だから、行くも帰るも皆近づきと見える。 最前逢うた五六匹のじゃらんじゃらんもことごとくこの婆さんの腹の中でまた誰ぞ来たと思われては山を下り、思われては山を登ったのだろう。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア