あんな明るいところで今雨の降ってゐるわけはない、おれは考へた。
そらにひろがる高い雑木の梢を見た、あすこまで昇ればまづ大低の洪水なら大丈夫だ、そのうちにきっと弟が助けに来る、けれどもどうして助けるのかなとおれは考へた。
いつか島が又もとの岸とくっついてゐた。
あんな明るいところで今雨の降ってゐるわけはない、おれは考へた。
そらにひろがる高い雑木の梢を見た、あすこまで昇ればまづ大低の洪水なら大丈夫だ、そのうちにきっと弟が助けに来る、けれどもどうして助けるのかなとおれは考へた。
いつか島が又もとの岸とくっついてゐた。