夏目漱石 『草枕』 昔し来た時とはまるで見当が違う。 晩餐を済まして、湯に入って、室へ帰って茶を飲んでいると、小女が来て床を延べよかと云う。 不思議に思ったのは、宿へ着いた時の取次も、晩食の給仕も、湯壺への案内も、床を敷く面倒も、ことごとくこの小女一人で弁じている。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア