夏目漱石 『草枕』 その晩は例の竹が、枕元で婆娑ついて、寝られない。 障子をあけたら、庭は一面の草原で、夏の夜の月明かなるに、眼を走しらせると、垣も塀もあらばこそ、まともに大きな草山に続いている。 草山の向うはすぐ大海原でどどんどどんと大きな濤が人の世を威嚇しに来る。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア