月あかりの中に、たしかにかしはの木らしいものが、澤山枯れた葉をつけて立ってゐました。
そしてみんなはねむり、若いお父さんとお母さんもうとうとしました。
山の中の小さな驛を素通りするたんびにがたっと横にゆれながら、汽車はいっしんにその七時雨の傾斜をのぼって行きました。
月あかりの中に、たしかにかしはの木らしいものが、澤山枯れた葉をつけて立ってゐました。
そしてみんなはねむり、若いお父さんとお母さんもうとうとしました。
山の中の小さな驛を素通りするたんびにがたっと横にゆれながら、汽車はいっしんにその七時雨の傾斜をのぼって行きました。