宮沢賢治 『うろこ雲』 よこめでこっちを見ながら腕を組んだまま消えて行く。 アカシヤの梢に綿雲が一杯にかかる。 そのはらわたの鈍い月光の虹、それから小學校の窓ガラスがさびしく光り、ひるま算術に立たされた子供の小さな執念が、可愛い黒い幽靈になってじっと窓から外を眺めてゐる。 宮沢賢治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア