細くなればなるほど、耳だけになっても、あとを慕って飛んで行きたい気がする。
もうどう焦慮ても鼓膜に応えはあるまいと思う一刹那の前、余はたまらなくなって、われ知らず布団をすり抜けると共にさらりと障子を開けた。
途端に自分の膝から下が斜めに月の光りを浴びる。
細くなればなるほど、耳だけになっても、あとを慕って飛んで行きたい気がする。
もうどう焦慮ても鼓膜に応えはあるまいと思う一刹那の前、余はたまらなくなって、われ知らず布団をすり抜けると共にさらりと障子を開けた。
途端に自分の膝から下が斜めに月の光りを浴びる。