夏目漱石 『草枕』 障子をあけた時にはそんな事には気がつかなかった。 あの声はと、耳の走る見当を見破ると――向うにいた。 花ならば海棠かと思わるる幹を背に、よそよそしくも月の光りを忍んで朦朧たる影法師がいた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア