けれども虫がしんしん鳴き時々鳥が百疋も一かたまりになってざあと通るばかり、一向人も来ないようでしたからだんだん私たちは恐くなくなってはんのきの下の萱をがさがさわけて初茸をさがしはじめました。
いつものようにたくさん見附かりましたから私はいつか長官のことも忘れてしきりにとっておりました。
すると俄かに慶次郎が私のところにやって来てしがみつきました。
けれども虫がしんしん鳴き時々鳥が百疋も一かたまりになってざあと通るばかり、一向人も来ないようでしたからだんだん私たちは恐くなくなってはんのきの下の萱をがさがさわけて初茸をさがしはじめました。
いつものようにたくさん見附かりましたから私はいつか長官のことも忘れてしきりにとっておりました。
すると俄かに慶次郎が私のところにやって来てしがみつきました。