製板所の構内だということはもくもくした新らしい鋸屑が敷かれ、鋸の音が気まぐれにそこを飛んでいたのでわかりました。
鋸屑には日が照って恰度砂のようでした。
砂の向うの、青い水と救助区域の赤い旗と、向うのブリキ色の雲とを見たとき、いきなり私どもはスウェーデンの峡湾にでも来たような気がしてどきっとしました。
製板所の構内だということはもくもくした新らしい鋸屑が敷かれ、鋸の音が気まぐれにそこを飛んでいたのでわかりました。
鋸屑には日が照って恰度砂のようでした。
砂の向うの、青い水と救助区域の赤い旗と、向うのブリキ色の雲とを見たとき、いきなり私どもはスウェーデンの峡湾にでも来たような気がしてどきっとしました。