其処は多分は、野馬の集まり場所であったでしょう、霧の中に円い広場のように見えたのです。
達二はがっかりして、黒い道をまた戻りはじめました。
知らない草穂が静かにゆらぎ、少し強い風が来る時は、どこかで何かが合図をしてでもいるように、一面の草が、それ来たっとみなからだを伏せて避けました。
其処は多分は、野馬の集まり場所であったでしょう、霧の中に円い広場のように見えたのです。
達二はがっかりして、黒い道をまた戻りはじめました。
知らない草穂が静かにゆらぎ、少し強い風が来る時は、どこかで何かが合図をしてでもいるように、一面の草が、それ来たっとみなからだを伏せて避けました。