夏目漱石 『草枕』 昔の人は人に存するもの眸子より良きはなしと云ったそうだが、なるほど人焉んぞ廋さんや、人間のうちで眼ほど活きている道具はない。 寂然と倚る亜字欄の下から、蝶々が二羽寄りつ離れつ舞い上がる。 途端にわが部屋の襖はあいたのである。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア