夏目漱石 『草枕』 崩れた、幾分は砂川の底に落ちて、浮世の表から、暗らい国へ葬られる。 葬られるあとから、すぐ新しい貝が、柳の下へたまる。 爺さんは貝の行末を考うる暇さえなく、ただ空しき殻を陽炎の上へ放り出す。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア