夏目漱石 『草枕』 余が住む部屋は、多くもあらぬ人の、人らしく振舞う境を、幾曲の廊下に隔てたれば、物の音さえ思索の煩にはならぬ。 今日は一層静かである。 主人も、娘も、下女も下男も、知らぬ間に、われを残して、立ち退いたかと思われる。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア