夏目漱石 『草枕』 その物になり済ました時に、我を樹立すべき余地は茫々たる大地を極めても見出し得ぬ。 自在に泥団を放下して、破笠裏に無限の青嵐を盛る。 いたずらにこの境遇を拈出するのは、敢て市井の銅臭児の鬼嚇して、好んで高く標置するがためではない。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア