夏目漱石 『草枕』 余が嬉しいと感ずる心裏の状況には時間はあるかも知れないが、時間の流れに沿うて、逓次に展開すべき出来事の内容がない。 一が去り、二が来り、二が消えて三が生まるるがために嬉しいのではない。 初から窈然として同所に把住する趣きで嬉しいのである。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア