夏目漱石 『草枕』 椽に引く裾の音さえおのが耳に入らぬくらい静かに歩行いている。 腰から下にぱっと色づく、裾模様は何を染め抜いたものか、遠くて解からぬ。 ただ無地と模様のつながる中が、おのずから暈されて、夜と昼との境のごとき心地である。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア