夏目漱石 『草枕』 しかしすやすやと寝入る児に死ぬべき何の科があろう。 眠りながら冥府に連れて行かれるのは、死ぬ覚悟をせぬうちに、だまし打ちに惜しき一命を果すと同様である。 どうせ殺すものなら、とても逃れぬ定業と得心もさせ、断念もして、念仏を唱えたい。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア